甲状腺ホルモンは子どもの発育に欠かせないホルモンで、母親の胎内にいるときから、かかわるようになります。赤ちゃんは、自分の甲状腺から分泌するホルモンで発達を促すのです。特に、脳や歯・骨格系の成長に、甲状腺ホルモンは深くかかわります。
そこで、甲状腺の機能がきちんと備わっているかを調べるため、赤ちゃんは生まれるとすぐマススクリーニング検査(生後5日以内に採血)を受けます。クレチン症が発見された場合は、生後3カ月以内に甲状腺ホルモン剤で治療を始めます。

医療法人社団金地病院